
自然と繋がる
今の時代,考えることより感覚を大事にするべきだと思っています。もともと人間
が持っていたはずの『直観』を多くの人が忘れてしまっているように思えてなりませ
ん。また勉強して知識が豊富であれば何でもできると思っている現代社会の考え方に
も疑問を持っています。自然の中で体を動かして遊ぶことから得る感覚知を身につけ
ることから,自然や地球と繋がり自分の命を生きることの大切さを知っていきます。
私は子どもたちが自然に身を置き,自然と繋がる体験を通して命の大切さを感じ取っ
てほしいと願っています。
その先がけとして,農業に着手しました。また山をお借りして養蜂も始めま
した。第一次産業である農業漁業林業に携わる人の数は200万人を切り,激
減しています。しかし,宇宙の法則に従い,今,人間にとって何が大事かを探
った時,自然を相手に生きることは大きなテーマだと思いました。自然も人間
と同じで,自力で生きる過程で成長し変化し,正しく対応する能力を身につけ
ていきます。例えば,人間は体調を崩し高熱になった時,平熱に下げようとす
る働きがあります。自然も人間と同じように,必要以上に上がった気温を自力
で下げようとする働きがあります。それは人間のためではなく,草木,樹木な
どの自然界の者たちが生き延びるために能力を発揮して何とか生きようとして
いるのです。
自然に身を置くと,自分の命が外へ外へと開かれていくのを感じます。草も樹木も
森も花も自分の命と繋がっていることを感じます。人は一人で生きているのではなく
人と人とが寄り添い,人もまた自然界の一部であることを知り,共に生きていく時代
が来ました。
天意に沿って生きている私たちは,常に驕り高ぶることなく,利他の精神を持ち,
やるべきことを一つ一つ丁寧に大切にやっていくために,環境を整えていきたいと思
っています。これからも会員の皆様と共に魂の成長をし,未来の子どもたちのため
に頑張っていきたいと思います